先天性四肢欠損の子供を育てる親のブログ

娘は「先天性四肢欠損」「先天性心疾患」を持って生まれてきました。それでも娘は力強く生きてます。そんな愛する娘を幸せにしてあげたい両親の気持ちを綴るブログです。

とてつもなく長い3日間③

投稿日:2018年5月11日 更新日:

sami(妻)です。

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気が重い電話

急な入院になった1日目の夜
夫はほとんど眠れていなかったようです。
物事に対して深く考えたり、とことん調べるタイプの夫。
この夜も相当色んなことを調べていたみたいです。

検査結果が問題なく、明日には退院できる
という良い知らせを聞いて
一安心して、「今日の夜はゆっくり休めそうだね。」
そんなことを話していました。

MRIの結果に問題があるかもという
悪い知らせを伝えなければいけないのが心苦しかったです。
これを伝えれば夫はきっと検索をしまくり
原因が何なのか調べようとすると思いました。
今日はゆっくり休んでもらって明日伝えた方がいいのか
でも、後から知ることの方が嫌だろうなと悩みました。
わたしも夫に話すことで落ち着けると思って
自宅に帰った夫に電話をしました。

冷静に話したつもりですが
声も手も震えていたと思います。

状況を話し
「さすがに脳に何かあれば他のところにも
影響が出てくるはずだからきっと問題ないものだろう。」
そう信じて今日はお互いゆっくり休んで
明日の結果を待つことにしました。

希望を信じて

朝になり、夫から電話がかかってきました。
その声は少し明るかったです。
「昨日あれから色々調べてみたんだけど
たぶん画像に映っていたのは“ラトケ嚢胞”だと思う。
人によっては嚢胞が大きくなって手術することもあるけど
症状が出ない場合が多く、小さくなって消えていくこともあるものらしい。
ツムちゃんの白く映ってたのもきっとこれだよ。
だから大丈夫だと思うよ。」

そんな内容でした。
ゆっくり休むと話していたものの
やっぱり必死に調べていたみたいです。

睡眠時間を削ってまで調べてくれた夫のおかげで
結果がわからない怖さがありましたが
問題ないかもしれないという希望が生まれました。

過ぎない時間

外来の診察があるので
脳外科の医師が説明に来れられるのは午後になるという事でした。
もう、他の検査は全て終わっていたので
わたしたちはひたすら待つしかありませんでした。

時計の針はまったく進みません。
5分が何時間にも感じます。

頭の中で医師に
「これは全く問題ないものなので安心してください。」
という説明を受ける良い想像を何度も何度も繰り返しました。
ツムちゃんの手を何度も何度も握りました。

夫も急遽仕事を午後から休みにして病院に来てくれました。

待ちに待った瞬間

“トントン”

ドアをたたく音がして
脳外科の医師と小児科の医師が入ってきました。

画像を見ながら説明を始めました。

「場所的に考えられるのは
ラトケ嚢胞か下垂体卒中による出血か腫瘍ですが
たぶんラトケ嚢胞だと思われます。
ただ、新生児のMRIをあまり見る機会が無いので
念のため小児専門の病院に紹介状を書きますので
そちらでも診てもらってください。」

はっきり断定はできませんでしたが、
新生児の脳下垂体に腫瘍ができることは考えにくく
ラトケ嚢胞か出血である可能性が高く
気づかないまま大人になって
健康診断などでたまたま発見されたりするもので
今回ツムちゃんは一通り検査をすることになって
MRIを撮ったので偶然発見されただけで
問題ないものであろうとのことでした。

その説明を聞いて安心しました。

脳外科の医師が説明を終えると小児科の医師が笑顔で
「では、退院しましょう‼」
と言いました。

緊張が一気に解けました。
笑顔と涙があふれました。

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自己紹介

私達
夫(sashi):1988
妻(sami ):1990
娘(ツム):2018.4.27
2018年4月27日深夜。
私達の第一子が産まれました。生まれてきた娘(ツム)は、その小さな身体には大きすぎる壁を持っていました。
先天性四肢欠損。娘の左手はひじから先がほとんどなく、心臓にも先天性の病気がありました。
このブログは私達が受け入れるための成長の記録をメインとして更新していきます。
まずはコチラをご覧下さい。

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