先天性四肢欠損の子供を育てる親のブログ

娘は「先天性四肢欠損」「先天性心疾患」を持って生まれてきました。それでも娘は力強く生きてます。そんな愛する娘を幸せにしてあげたい両親の気持ちを綴るブログです。

安堵からの弱気。おめでとう一ヶ月。

投稿日:2018年5月27日 更新日:

こんにちわ。sashi(夫)です。

このブログサイト、嫁と一緒に書いてるけど、

嫁のブログを読んでみると凄い前向き。
僕のブログすごいネガティブだなって思う…;

 

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おめでとうツム。一ヶ月だね。

ツムおめでとう。一ヶ月。

パパにとっては、ハラハラどきどきの一ヶ月でした。

悲しい気持ち。
不安な気持ち。
そして、一番は嬉しい気持ち。

分刻みでこんなに気持ちが揺れ動く一ヶ月は生まれて初めてだったよ。

産まれてからこの一ヶ月は“気が抜けない一ヶ月”だった。

 

前の記事にも書いた通り、ツムには心臓疾患があって。

心臓に3つの穴と、弁の奇形による逆流。

 

これはね、生まれた時には直ぐに命の危険は無くて。

産まれてから一ヶ月を迎えるまでが一番危険なんだって。

 

産まれて一ヶ月は急激に成長するわけで、心臓の運動量が急激に増えるタイミング。
肺の血管が太くなることが危険な一つの要因だそう。

 

この一ヶ月はとにかく気が抜けなかった。

 

でもなんだろう。この一ヶ月、僕は不安にはなったけど、弱気にはならなかった。

 

強い自分を演じていた。

 

嫁が不安にならないように。
周りの人が僕自身を心配しないように。

 

かなり気を張っていた。

実際は、経験したことのないほど不安にかられていたが

 

”僕がしっかりしなければ”

”家族を支えるのは僕だ”

 

そんなことを考えて一人で突っ走っていた。

 

このころの僕は、嫁を含めて本当に平然に(過ごしていたと思う)、
周りの人にも不安を感じさせるようなことはなかった(と思う)。

 

僕のメンタルは少しづつ崩れていった。

ツムが産まれて一ヶ月。

先生から危険だと言われた一ヶ月。

死を覚悟した一ヶ月。

 

乗り越えた。

 

ツム。よく頑張った。

体重も順調に増えている。

いっぱい泣く。

少しずつ笑う。

声を発するのが多くなってきた。

 

普通の赤ちゃんじゃないか。

 

もう、安心しちゃって。

 

そしたら、なんだか悲しくなっちゃって。

 

「今まで、ツムが亡くなってしまうのでは?」
という不安が消え去って。

「家族を支えるのは僕で、僕がしっかりしなければ!」
という気持ちが緩んで。

 

その結果、左手が無いツムの将来のことを考えるようになってしまったんです。

今まで普通だったはずなのに、

僕の小さい頃に関わりのある人と話すのがとても辛くなった。

思い出してしまうんです。

 

おばあちゃん。

昔はよくおばあちゃんの家で、従兄弟といっしょに蝉取りに。
右手には虫網。左手には虫かご。

 

友達。

学校が終わると公園へ集合。
右手にはボール。左手にはグローブ。

 

そんな感じで、自分が小さいころにできたことは、

左手が使えないツムにはできない。

 

そう思うと、辛くて。辛くて。

人と話すのが辛くなった。

 

ちょうどこのころ、内祝いのお礼の電話をするのが辛くて後回し。

お祝いを貰っておいて酷いのだが、なかなか電話のボタンを押すことができなかった。

 

そして僕はこの頃、心のどこかでツムを「かわいそう」だと思っていた。

 

酷い言葉。

ツムは必死にいのちを持って生まれてきたのに、「かわいそう」なんてそんな失礼な言葉はない。

 

嫁は強い

そんな弱気になっていく僕に対して、嫁はどんどん強くなっていく。

 

「どうしたの?」

 

嫁からの言葉にすべて話す。

 

「命の危険が過ぎ去ると、急に不安になる。ツムの将来のことを考えるうちに、自分にできたことができないツムがかわいそうで。」

 

その言葉に対して嫁が言った言葉。

 

「それはあなたの幸せのかたち。ツムちゃんにはツムちゃんの幸せのかたちがある。最初から暗い将来なんて考えてたらダメだよ。わたし達が幸せにしてあげるという気持ちが大切だよ」

 

嫁は強い。

 

本当に救われた感じ。

できないことばかり見るのではなく、幸せになるための方法を考えるという前向きな嫁をとても頼もしく思った。

 

一人で頑張ろうとするのではなく、家族3人で頑張っていこうと思いなおせたのは嫁のおかげなのだと思う。

 

そして、この後僕は内祝いのお礼の電話を皆にかけた。

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自己紹介

私達
夫(sashi):1988
妻(sami ):1990
娘(ツム):2018.4.27
2018年4月27日深夜。
私達の第一子が産まれました。生まれてきた娘(ツム)は、その小さな身体には大きすぎる壁を持っていました。
先天性四肢欠損。娘の左手はひじから先がほとんどなく、心臓にも先天性の病気がありました。
このブログは私達が受け入れるための成長の記録をメインとして更新していきます。
まずはコチラをご覧下さい。

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